DSMのアップデート(4)~DiskStation DS218j
GW10連休明けです。DSMのアップデート通知が来ました。
アップデート前の現在が"Version: 6.2.1-23824-6″、アップデートは"Version: 6.2.2-24922″ですから、少し大きめのマイナーバージョンアップです。内容を翻訳してみると、
バージョン:6.2.2-24922
(2019-04-29)重要な注意点
- このアップデートは、特定の機能と使いやすさを微調整するために4月29日に再リリースされました。
- 各地域でのリリース時期は多少異なる場合がありますが、アップデートは今後数週間以内にすべての地域で利用可能になる予定です。
- このアップデートはSynology NASを再起動します。
DSM 6.2.2の新機能
- 新しいSmart Update機能を追加し、DSMのアップデートメカニズムを調整しました。
- IHMは14TBのIronWolfとIronWolf Proドライブをサポートします。
- 特定のSASモデルにSASコントローラのファームウェアアップデート機能を追加しました。
- サポートセンターにナレッジベース記事の推奨事項を追加し、ユーザーが簡単にトラブルシューティングできるようにしました。
- ドメインユーザーは、パスワードの有効期限が切れたときにDSMログイン時にパスワードを変更できるようになりました。
- 統合Windows認証のサポートを追加しました。
- Google LDAPサービスのサポートを追加しました。
- ボリュームの容量が不足すると、一時的にLUNを読み取り専用ステータスから再開する、新しいLow-Capacity Write機能が追加されました。
- ユーザーはiSCSI LUNの作成中に有効にする高度な機能を選択できるようになりました。
- 不十分なボリュームスペースのためのiSCSIマネージャの警告メカニズムを調整しました。
- iSCSIマネージャでスナップショットローテーションをスケジュールする機能を追加しました。
- 個人用アカウント設定とコントロールパネルで日付と時刻のフォーマット設定のサポートを追加しました。
- XSおよびFSシリーズモデルのSSD互換性チェックをサポートします。
- 不良セクタの通知メカニズムを調整しました。
- SSDキャッシュヒット率の計算精度を改善しました。
- 新しいSynology DDNSを追加すると、ユーザーはLet’s Encrypt証明書を自動的に取得できるようになりました。
- 通知バッジを数字から赤い点に変更し、表示規則を変更しました。
修正された問題
- 特定のモデルでリソースモニターに使用履歴が表示されないことがある問題を修正しました。
- macOS 10.13でファイルを削除した後にファイルを再アップロードできない問題を修正しました。
- 暗号化されたExcelファイルを複数のmacOSデバイス上のMicrosoft Office 2016で同時に開くことができない問題を修正しました。
- AFPを介したドメインおよびLDAP認証に必要な時間を短縮しました。
- exFAT外付けデバイスの取り付け安定性が向上しました(exFATパッケージが必要です)。
- NFSプロトコル接続の安定性を改善しました。
- 多数のディレクトリを移動するときのスナップショットレプリケーションの安定性が向上しました。
- 特定の高I / O負荷条件下でのBtrfsファイルシステムの安定性を強化しました。
- セキュリティの向上のためのKPTIからSpectreおよびMeltdown Protectionへの強化された脆弱性保護。 適用モデル:
- 18シリーズ:DS218 +、DS418play、DS718 +、DS918 +、DS1618 +、DS3018xs、RS2418 +、RS2418RP +、RS2818RP +、FS1018
- 19シリーズ:DS1019 +、DS1819 +、DS2419 +、RS1619xs +
- Linuxカーネルに関する複数のセキュリティ脆弱性を修正しました(CVE-2017-13168、CVE-2018-19824、CVE-2017-15649、CVE-2018-14634、CVE-2018-17182、CVE-2018-10853)。
- OpenSSLに関する複数のセキュリティ脆弱性(CVE-2018-0732、CVE-2018-0737、CVE-2019-1559、CVE-2018-0734、CVE-2018-5407)を修正しました。
- Specter&Meltdown( Synology-SA-18:01 )に関する複数のセキュリティ脆弱性を修正しました。
- OpenSSHに関する複数のセキュリティ脆弱性(CVE-2019-6109、CVE-2019-6110、CVE-2019-6111、CVE-2018-20685)を修正しました。
- SQLiteに関するセキュリティの脆弱性を修正しました( Synology-SA-18:61 )。
- Sambaに関する複数のセキュリティ脆弱性( Synology-SA-18:47 、 Synology-SA-18:60 )を修正しました。
- マイナーなバグ修正。
https://www.synology.com/ja-jp/releaseNote/DS218j#ver_24922を翻訳
とまあ盛沢山ですが、NOMI宅の使用状況で影響を受けそうなのはOpenSSHとSambaに関わるところくらいですね。プチ疎外感ありです。
という訳で、
いつも通りアップデートします。
アップデートの所要時間は約6分でした。アップデートが終わってログインし直すと、
という「スマートアップデート」のメッセージが表示されました。それからWindows側に、
ファイヤーウォール通過の確認が来ました。おそらく、
DSM 6.2.2の新機能
- 新しいSmart Update機能を追加し、DSMのアップデートメカニズムを調整しました。
https://www.synology.com/ja-jp/releaseNote/DS218j#ver_24922を翻訳
という新機能に関することですね。[アクセスを許可する(A)]をクリックしてWindowsのダイアログを閉じ、DSMに戻って[了解]をクリックすると、
「情報いただいてもよろしい?」というリクエストが来たので[あり]をクリックすると、
お決まりの確認ダイアログが表示されるので、チェックをいれて[OK]をクリックします。
DSMアップデート方法がこれから変わるということでしょうね。
さて、DSMについては、
日本で急成長するSynology メッシュ対応ルーターや新OS「DSM 7.0」も披露 (1/2) – ITmedia PC USER
の記事にも掲載されているとおり、もうすぐメジャーバージョンアップが予定されているようです。
DSMの"Cloud Station"はとても便利な機能で、NOMIはもはやMicrosoftの"OneDrive"やGoogleの”Backup Sync”代わりに使っています。
一つ不満があるとすれば、"Cloud Station"には"OneDrive"が実装している「空き容量を増やす」機能が無く、端末側にもSynology DiskStation DS218jの同期フォルダと同じ容量のフォルダを置かなければならないわけです。
これが"DSM 7.0″に実装される"Synology Drive"アプリを使うと、あまり使わないデータはDS218jに本体、端末側にはそのデータのリンクのみを配置できるのだそうで、これはまるっきり"OneDrive"の「空き容量を増やす」と同じ仕組みで、容量の少ないSSDでパソコンを使っているNOMIには朗報です。
待ち遠しいけど、重たくならないといいなあ。
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