DSMのアップデート(6)~DiskStation DS218j
ブログを書こうとWordPressの管理画面に入ってみると、
ダッシュボードに何やらヤバそうなメッセージが。翻訳してみると、
WordPressは、サイトが安全でないバージョンのPHPで実行されていることを検出しました。
PHPとは何で、私のサイトにどのように影響しますか?PHPは、WordPressの構築と保守に使用するプログラミング言語です。 PHPの新しいバージョンはより高速で安全ですので、更新はサイトのパフォーマンスに良い影響を与えます。
更に[Learn more about updating PHP]を開いて翻訳してみると、
~前略~
PHPを最新の状態に保つには、主に2つの利点があります。
- PHPの最新バージョンがより効率的であるため、 Webサイトが高速になります。 サポートされている最新バージョン(現在7.3)に更新すると、パフォーマンスが大幅に向上します。 古いバージョンでは最大3または4倍高速です。
- あなたのウェブサイトはより安全になります。 PHPは、WordPressと同様、コミュニティによって管理されています。 PHPは非常に人気があるため、ハッカーの標的になりますが、最新バージョンには最新のセキュリティ機能が搭載されます。 古いバージョンのPHPにはこれがないため、WordPressサイトを安全に保つには更新が不可欠です。
そして、いくつかの副次的な利点があります。
- より高速なWordPress Webサイトは検索エンジンによって報酬が与えられるため、検索で上位にランク付けされます。
- Webサイトを高速にすると、訪問者の保持が向上し (ロードに時間がかかりすぎる場合は離脱します)、Webサイトがより効果的になります。
- より安全なWebサイトは 、 ハッカー 、およびハッキングされたWebサイトに関連するコストと評判へのダメージから保護されています。
これらの利点はあなたにとっても、あなたのウェブサイトの訪問者にとっても良いものです。 これらが、今日PHPを更新する理由です。 次のセクションでは、これを行う方法を示します。
~中略~
PHPバージョンの更新は問題ではありませんが、問題がないことを保証することはできません。 WordPress自体は5.6.20までのPHPバージョンで動作します(現在バージョン7.3を推奨しているため、これは後方互換性に優れています!)が、テーマまたはプラグインが機能するかどうかはわかりません。 彼らはそうすべきであり、人気のあるまたは評判の良いものはほぼ確実になりますが、それを保証することはできません。
続行する前にリスクを軽減するには、いくつかの手順を実行する必要があります。
- ウェブサイトのバックアップを作成します。バックアップを使用すると、何か問題が発生した場合にサイトを現在の状態に戻すことができます。 利用可能な無料のバックアッププラグインがたくさんあるので、バックアップソリューションがまだない場合は、これらのいずれかを使用してください。 このバックアップを元に戻すには、WebホストがPHPバージョンを現在のバージョンに戻す必要があります(これを行う方法については後で説明します)。
- WordPress、テーマ、およびプラグインを更新します。WordPressダッシュボードから更新に進み、すべて更新します。 とにかくこれを定期的に行う必要があります。 done完了したら、サイトが期待どおりに機能していることを確認します。
- PHPの互換性を確認する:PHP Compatibility Checkerプラグインをインストールして、考えられる問題についてテーマとプラグインを確認します。 このプラグインは完全ではなく、アイテムを見逃したり、誤検知にフラグを立てたりする場合がありますが、ほとんどの場合機能します。
- PHP互換性の問題を修正します。PHP互換性チェッカープラグインで問題が見つかった場合は、テーマまたはプラグインの開発者に連絡して、調査を依頼します。 連絡が取れない、または届かない場合は、 WordPress.orgで同様の機能を備えたテーマまたはプラグインを探し、代わりにこれらのいずれかを使用してください。
これらの手順を実行すると、WordPressサイトのPHPバージョンを更新する準備が整います。これに伴うすべての利点をお楽しみください!
~後略~
要は、「PHPは新しいバージョンを使ったほうがいいよ。オススメはPHP7.3。動作保証はしないけどね!」ということ。
うーん、なんか微妙な言い回しですね。
PHPをアップデートするには普通は適当なリポジトリから取ってくるのですが、Synology DiskStation DS218jでWordPressを扱う場合にはDSMからパッケージとしてインストールすることになります。
そこでDSMにログインしてみると、
コントロールパネルとパッケージセンターにバッジが。コントロールパネルを開いてみると、
やっぱりDSMのアップデート通知が来ていました。リリース情報を開いて翻訳してみると、
バージョン:6.2.2-24922-3
(2019-08-21)重要な注意点
- 更新は今後数日以内にすべての地域で利用可能になる予定ですが、各地域でのリリースの時期はわずかに異なる場合があります。
- この更新により、Synology NASが再起動します。
新着情報
- Let’s EncryptのプロトコルをACME V2に更新して、登録プロセスの安定性を強化しました。
修正された問題
- 初回インストール中にシステムがパッケージをインストールできない場合がある問題を修正しました。
- smb.confファイルがFinal Cut Pro X用に手動で変更された場合、SMBプロトコル経由で共有フォルダーにアクセスできなかった問題を修正しました。
- Synology NASがドメインに参加する際のCPU使用量を減らすことにより、SMBプロトコルのパフォーマンスを改善しました。
- プロトコルが以前に無効にされている場合、統合Windows認証(IWA)が再び機能しない可能性がある問題を修正しました。
- RS4017xs +およびRS2818RP +のドライブスロットのLEDインジケータが正しく機能しない可能性がある問題を修正しました。
- 最新のGmail APIに準拠するように通知メカニズムを調整しました。
- 同じログインイベントの重複エントリがログセンターに記録される可能性がある問題を修正しました。
- 個人設定でデフォルト以外の日付形式を適用すると、追加の日付情報が表示される問題を修正しました。
- Synology NASをCMSホストに追加すると「確認中」ステータスがフリーズし、デバイスが正常に追加されない問題を修正しました。
- 対応するSSDキャッシュを備えた新しいSynology NASに移行した後、ボリュームのストレージ容量を拡張できない問題を修正しました。
特にPHPに関する記述はなし。バグフィックス中心ですね。次にパッケージセンターを開いてみると、
“Audio Station"と"Web Station"のアップデート通知が来ていました。"Web Station"のアップデート内容を開いてみると、
ありました。"Web Station"をアップデートするとPHP7.3が利用可能になるらしいです。
DSMのアップデートとDSMパッケージのアップデートが一緒にやってきたのでちょっと混乱しましたが、まずはバグフィックスのためにDSMをアップデートして次に進むことにします。
アップデートの要領はいつも通りでささっとやってしまいます。
それから【パッケージのアップデート(9)~DiskStation DS218j】に進んでみることにします。
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