Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

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DSMを使って"Hyper Backup"で実施したバックアップデータ、

の復元や、パソコンへのダウンロード方法についてレビューしてみます。

NOMIのバックアップ方法「ローカル フォルダ & USB」でバックアップを行うと、バックアップファイルはデータベース化され、DSMのファイルステーションでそのまま扱ったり、WindowsのエクスプローラーやMacintoshのファインダーで直接扱うことはできません。「復元ウィザード」または「バックアップ エクスプローラ」を使用します。

「復元ウィザード」を使って復元する

システム状態やデータ、アプリケーションを復元するには"復元ウィザード"を使います。

DSMから「Hyper Backup」を開いて、

復元ウィザードを開く|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

[復元]アイコンから[データ]を選択します。

復元するタスクを選択する|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

「復元ウィザード」が起動します。復元に使うタスクを選択して[次へ]をクリックします。

システムの復元|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

「ローカル フォルダ & USB」でバックアップを行うと自動的にDSMの基本システム設定もバックアップされます。システム設定を復元したいときは「システム設定情報を復元する」を選択して復元される項目を確認して[次へ]をクリックします。システム設定の復元をしないときは「システム設定を復元しない」を選択して[次へ]をクリックします。

ファイルやフォルダの復元|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

下のスライダーまたはカレンダーから復元データの日付を選び、復元したいフォルダを選択して[OK]をクリックします(復元はフォルダ単位になります)。

同じ日に複数のバックアップがある場合(定時バックアップ以外に手作業でバックアップを行ったような場合)は、スライダー上の数値が"1″ではなく、その日のバックアップの回数になります。この場合、

復元ポイントの選択|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

のようにバックアップ時刻で選択できます。操作が解りやすいのは良いですね。

アプリケーションの復元|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

復元したいアプリケーションを選んで[次へ]をクリックします。

復元内容の確認|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

復元される内容を確認して[適用]をクリックします。

復元完了|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

復元完了です。[OK]でダイアログを閉じます。簡単ですね。

「バックアップエクスプローラ」で復元またはダウンロードする

実は特別に"Backup Explorer"というパッケージがある訳ではなく、DSMから「Hyper Backup」を開いて、

バックアップ エクスプローラの起動1|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

“Backup Explorer"アイコンをクリックするか、DSMから「File Station」を開いて、

バックアップ エクスプローラの起動2|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

バックアップ用の共有フォルダ内の"*.hbk"フォルダをダブルクリックすると「バックアップエクスプローラ」が起動します。

バックアップデータの選択|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

「バックアップエクスプローラ」が起動したら、下のスライダーまたはカレンダーから復元データの日付を選び、復元したいフォルダやファイルを探します。

DS218jへの復元|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

復元したいファイルやフォルダをDS218jの中のフォルダに復元するときは、復元したいファイルやフォルダを選択して[コピー先]をクリックします。

復元先フォルダの選択|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

復元先のフォルダを選択して、コピー先に同名のファイルがある場合の処理を選択して[OK]をクリックします。

DS218jの中のフォルダに復元するのではなく、ファイルをパソコンにダウンロードするときは、

ファイルをパソコンにダウンロード|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

ダウンロードしたいファイルを選んで[ダウンロード]をクリックします。

フォルダ単位でのダウンロード、複数のファイルを選択してのダウンロードはできません。ダウンロードするときはファイルひとつづつになります。
これはDSMの機能の制限というより、ウェブブラウザのダウンロードの仕組みに依存せざるを得ないためですね。

ダウンロード実行|Hyper Backupを使う(4)~DiskStation DS218j

後はウェブブラウザの設定に従ってダウンロードが行われます。

「復元ウィザード」も「バックアップ エクスプローラ」もとても分かりやすくて良いですね。

USBハードディスクのバックアップデータは、DSMから復元できるだけではなく、USBハードディスクがパソコンで読める形式でフォーマットされていればパソコンに繋ぎなおし、Synologyから提供されているパソコン用アプリケーション「Synology Hyper Backup Explorer」を使って復元することもできます。

興味のある方はご一読を。