IPアドレスの固定~DiskStation DS218j
Synology DiskStation DS218jは、デフォルトではDHCPサーバーから適当なローカルIPアドレスをもらって動作します。
家の中だけでの利用であれば、NetBIOS名である"NAS0″でアクセスすれば良いだけですから特に困ることはありません。またQuickConnectを使えば外出先からのアクセスでも自動的に宅内のDS218jを探してくれるので、これも問題はありません。
しかしNOMIはDS218jでホームページを公開する計画を持っています。
インターネット空間から自宅に設置してあるDS218j上のWebサーバーにアクセスするには、外部インターネット空間からのポート80または443要求を、自宅ルーターでポートフォワーディングしてDS218jで受けなければなりませんから、DS218jのローカルIPアドレスが非固定では具合が悪いという訳です。
DS218jのローカルIPアドレスの固定はDSMから行います。
DSMにログインしたら、[コントロールパネル]を開きます。
[ネットワーク]を開きます。 [ネットワークインターフェース]タブから[LAN]を選び、[編集]を開きます。現在はIPアドレス自動取得で、"192.168.100.36″になっていますが、ここで[手動で設定する]を選択します。
Windowsの場合、自動設定から手動設定に切り替えようとするとすべての値を新規に打ち込まなければなりませんが、DSMでは自動設定の値がデフォルトで入力欄に残るので、IPアドレスだけ書き換えれば良いです。親切ですね。
NOMI宅では、DHCPスコープは"192.168.100.32″~"192.168.100.62″ですので、固定IPアドレスはその範囲外の値を設定します。今回は"192.168.100.201″に設定しました。書き換えたら[OK]をクリックします。
10秒くらい待つとDSMは設定変更後のローカルIPアドレスで自動的に再接続されます。
国産の多くのNASやWi-Fiアクセスポイントの場合、こういうネットワーク設定の変更を行うと、一旦ブラウザを閉じて新しいIPアドレスでログインし直さなければならなかったり、本体の再起動が行われて長時間待たされたりすることがあります。設定変更がサクッと行える、こういう細かいところがDS218jはとっても親切ですね。
再接続されたらブラウザのアドレスバーを確認します。
IPアドレスが変わりました。DSMの[コントロールパネル]→[ネットワークインターフェース]タブ→[LAN]を展開すると詳細が確認できます。
以上でDS218jのIPアドレスは固定されました。
ところで、DS218jにはビルトインの管理ユーザー"admin"のパスワードが解らなくなったときに、強制的にパスワードをリセット(消去)する仕組みがあります。
この操作をおこなってしまうとせっかく固定していたDS218jのIPアドレスが、デフォルトの自動取得に戻ってしまうので注意が必用です。
滅多にないことかもしれませんがDS218jをIPアドレス固定で使用していて、"admin"パスワードのリセットを行ったときは再度IPアドレスの固定操作を行う必要があります。
面倒ですけどこれは致し方ないですね。
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