組み立て~DiskStation DS218j
ところで、製品に付属していたIKEAっぽい組み立て説明書(世界中で販売しているので文字による説明が無い)、
は、少し変なところがあります。別売りの2.5インチハードディスクマウンターの説明がいきなり載っていたり、ハードディスクを固定する付属のブラケットの説明が思いっきり抜けていたり。うーん。
ですが心配は無用です。Synology公式サイトのダウンロードセンター、
ダウンロードセンター – DS218j | Synology Inc.
の"Hardware Installation Guide"からDS218jの写真付き組み立て説明書の日本語版がダウンロードできます。こちらはとても親切に説明してあります。
では、その説明書を参考に早速組み立てです。必要な工具は大きめのプラスドライバーのみです。
まず本体をスライドして蓋を開けます。
装着するハードディスクは2TB/3.5インチを2本です。
左がSeagateのBrracuda ST2000DM001。コネクタが壊れたUSB外付けハードディスクドライブから引っこ抜いてとっておいたもの。あまり評判の良くないモデルですが、一応自分で検査済みです。
右がWestern DigitalのWD20EFRX。信頼性の高いNAS用のREDモデルです。NASの買い替えを思い立ったときに、手持ちのBrracudaと容量を合わせて、フライングでアマゾンで購入したもの。今回買ったのはこの一本だけです。
ちなみに、ハードディスクでRAIDを組む場合、ハードディスクの選定については次の二派に分かれるらしいです。
- 性能の偏りがなくて良いパフォーマンスが出るように、同じメーカー、同じ型番のハードディスクを組み合わせる派。
- ファームウェアトラブルに見舞われたときに複数のハードディスクが一度に壊れて一挙にデータを失う危険があるので、違うメーカーのハードディスクを組み合わせる派。
NOMIはどちらかというと後者です。
また、RAIDを安全性重視でミラーリング構成(RAID1とか)にする場合の考え方として、
- NASは信頼性第一だから、ミラーリング構成であってもできるだけ信頼性の高いハードディスクで構成する派。
- そもそもハードディスクが一本壊れても大丈夫な仕組みを利用しているのだから、「壊れたら変えれば良い」と安価なハードディスクで構成する派。
の二派にも分かれるらしいですが、こちらもNOMIは後者になるでしょう。
とはいえ、SeagateのBrracuda ST2000DM001は中古の上に不安いっぱいの機種なので、さすがにもう一本は信頼性の高いWestern Digitalの赤ディスクにした、というわけです。
ちょっと話が脇道にそれましたが、分解した筐体に、製品に付属のハードディスクブラケットを取り付けます。ねじは付属していた小袋に入っていました。
説明書を読むと、このブラケットはハードディスク側面のねじ穴が片側2穴の場合に使用するもののようです。
今回取り付けるハードディスクはいずれも3穴なので不要といえば不要なのですが、使わずに保管しておくのも面倒ですからブラケットは取り付けてしまうことにしました。
次にコネクタの位置を合わせながらハードディスクをセットします。コネクタがきれいに差し込まれるとハードディスクのねじ穴とブラケットのねじ穴の位置が合いますので、製品に付属のねじを使ってしっかりと締め付けます。
ちなみに下の写真で上側が1番、下側が2番のハードディスクになります。
ハードディスクの取り付け部分にはゴムブッシュが噛ませてあります。ハードディスクの振動を本体に伝えないようにするためですね。また、ハードディスクを取り付けるねじは、先端だけねじが切ってある特殊なタイプです。10本ありました。
これでハードディスクは振動対策がとられつつ、しっかりと取り付けられるわけです。工夫されていますね。ねじは専用なので無くさないようにしましょう。
ハードディスクの取り付けが終わったら本体の蓋を元通りに閉め、製品に付属のタッピングビスで上下二か所をねじ止めします。
ちょっと残念だったのはこの部分で、樹脂製の筐体に設けられた細めの穴にタップを切りながら締め付ける構造になっています。ねじを強く締めすぎたり、何度も緩めたり締めたりすると、そのうちねじ穴が壊れてしまうでしょう。
ハードディスクを交換するにはこのねじを外したり付けたりする必要があるのですから、ここはケチらずに金属のメスねじをインサートして欲しかったな、と思います。
以上で組み立て終わりです。早速設置して初期設定、
を行います。
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