非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380購入記(1)
まずは購入にいたった経緯を徹底的にくどく説明いたします。
NOMIの息子は2000年10月生まれで現在19歳。大学生です。2020年10月より国民年金保険料を納める必要があります。
が、お小遣い程度のバイト収入しかない息子が一万六千なんぼの保険料を毎月払えるわけはありません。もちろんそんなときのために「学生納付特例制度」というのがあって、国民年金保険に加入した状態で支払いを最大十年先送りすることができます。
息子が大学を卒業して無事就職したとしても、最初っから高給取りになれる可能性はまずありませんから(息子よゴメン)、就職後に追納したとしても所得税控除の際の所得税率は現在のNOMIより低いわけですから、節税の面から言うとあまり良い方法ではありません。そこで息子の在学中はNOMIが代わりに国民年金保険料を納めることにします。そうすると年相応の収入のあるNOMIが所得控除をうけられます。結構良く知られた節税方法ですよね。
微妙なのは息子が10月生まれということ。2020年10月から国民年金保険料の納付始めた場合、所得控除に必要な控除証明書が送られてくるのは2021年の2月ですから、2020年11月の年末調整に間に合わず、2021年2月に確定申告をしなければなりません。 NOMIは数年前に町内会長をやったことがあって、そのときにもらった報酬の確定申告のために税務署にいったことがありますが、あのごった返した状況にはもう二度と身を置きたくありません。というわけで2021年はe-Taxをやることに決定しました。
現在e-Taxはマイナンバーカードを使って認証して電子申告する方法と、マイナンバーカードを使わずに運転免許証などを提示して税務署で本人確認を行い、IDとパスワードを発行してもらって電子申告する方法があります。それまではマイナンバーカード必須だったのに、後から「マイナンバーカード無くてもいいよ」という国税庁のやり方に「えっ、国的にはマイナンバー普及させたいのにおかしくね?。」みたいな話がありましたね。
既にマイナンバーカードを持っているNOMIとしてはどっちでもいいのですが、ID・パスワード方式ならICカードリーダ/ライターがいらない、というのはケチなNOMIには一見魅力的な話です。
しかしID・パスワード方式を採る場合は、一度は面談のために税務署に出向かなくてはなりません。サラリーマンのNOMIは貴重な有給をとって。しかも往復の電車賃1,000円をかけて。それも嫌だなー。
国税庁が言っている「マイナンバーカード及びICカードリーダ/ライターが普及するまでの暫定的な対応です。」というのが総務省への忖度でないだとすれば、いずれはID・パスワード方式はなくなるのかもしれません。
だとしたらもう底値を打っている適当なICカードリーダ/ライターを買ってマイナンバーカード方式でやるほうが二度手間にならずに済むかもしれませんね。一方世の中ではこんな動きもあります。
マイナンバーカードを使ってマイキープラット―フォームの利用ができて、かつ対応しているキャッシュレス決済を利用している場合は、合計二万円のチャージで五千円分のキャッシュバックポイントをもらえるとのこと。
たったの五千円分ですけど、ICカードリーダ/ライターを持っておけばこういうことにも即対応できるというわけです。
今は「持っていれば人によっては多少便利。無くても別に困らない。」的なマイナンバーカードに「ほら、持っているとお得だよ。」という餌をくっつけて普及を促したいのでしょう。
そして総務省はもう少しマイナンバーカードの普及が進んだら「持っているとお得。」ではなく、中国の身分証のように「持っていないと生活し難い。」みたいな施策を打ち出してくるのではないかと思います。
ところで、マイナンバーカードはNFC規格に準拠しています。
近距離無線通信
近距離無線通信(きんきょりむせんつうしん)は、広義には交信距離の短い無線通信を指す。狭義にはNear field communication(NFC)の訳語である[1]。
NFCはRFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる無線通信による個体識別の技術の一種であり[2]、近距離無線通信の技術を統一化した世界共通の規格である[1]。ICチップを内蔵したNFCタグをNFCのリーダ・ライタ機能を有する機器により読み取り・書き込みを行う[3][4]。
出典:ウィキペディア
つまり理屈上は、NFCの読み取りに対応したスーマートフォンなりパソコンなりを持っていればICカードリーダ/ライターを持っていなくても良いはずです。実際に調べてみると、e-Taxもマイナンバーカードの利用も、「地方公共団体情報システム機構」が公表している対応スマートフォンを持っていれば、ICカードリーダ/ライターを持っていなくても良いようですね。
スマートフォンでのマイナンバーカード読み取りでe-Taxを行えるのは、2020年1月末からのようです。
そこでマイナンバーカードの読み取りに対応しているスマートフォンのリスト、
https://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf
を見てみると、残念ながらNOMI宅で使われているHUAWEIのスマホは非対応(てかそもそもNFCを実装していないので調べるまでも無い)です。
というわけでNOMIにとってICカードリーダ/ライターは必須ということになりますが、その対応機種も「地方公共団体情報システム機構」がリストを公開しています。
https://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/num_rwlist11.pdf
ここに載っているICカードリーダ/ライターを買っておけば安心ですね。実際には何でも良さそうですが。
マイナンバーカード持ってるし、ペイペイも楽天ペイもd払いも使っていて、かつ国に色々個人情報を知られても困ることの無い善良な日本国民であるNOMIです。ここは先行してICカードリーダ/ライターを買って色々やってみようと思います。
購入記(2)へ続きます。
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