USB3.0ハードディスクケース”UbiUki”を買った件
NOMIはWindows10パソコンのシステムバックアップに、ポータブルのハードディスクを使っています。
「DS218jを持っているなら、それにシステムのバックアップを取ればいいのでは?。」
と思われるかもしれませんが、システムバックアップデータがNASにあると、USBブートからのイメージのリストアができないから、という奥深い理由でポータブルハードディスクを使っているわけです。
それがコレです。
サイズは2.5インチ。買ったときの箱も説明書もないのでよく覚えていませんが、数年前くらいにAmazonで買ったと思われます。
I/Fはもう滅多に見かけないminiUSB。規格はUSB2.0です。実はこのHDDケースはすごいギミックを持っていて、
向かって左側にはSATA、右にはE-IDEのコネクタがあって、排他的に両方使えます。
SATAディスクは左にコネクタを向けておいて左にスライド、E-IDEディスクは右にコネクタを向けて右にスライド、で取り付けます。
ちなみに現在の中身はバルクで買ったHITACHI(当時)の500GBのSATA-HDDです。どういう時代に買ったのかバレバレですね。
この特殊なギミックは残念なことに詰めが甘く、内部にHDDを固定する機構を持たないので、ケースの中でHDDが勝手にスライドしてコネクタが頻繁に抜けてしまうという欠点があり、
使っていない側のI/FとHDD本体の間にスペーサー(メモ用紙を丸めたもの)を挟んで動かないようにする必要があります。あと、ケースのフタを止めるプラスチック製のノッチの材質が弱く、買った直後に壊れてしまったので、
セロテープで止めなければならないという代物です。もちろん気にいっているところもあって、
接続中は青、アクセス中は赤の強烈なLEDインジケーターです。結構ド派手です。
実用上は特に不具合はないのですが、人間というものは面白いもので、どこかがすばらしく良くなると、それまであまり気にならなかったところが悪く見えてしまうものですね。
パソコンをSynology DiskStation DS218jにギガビットLANで接続できるようになって、とても快適になりました。
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しかしその結果、WindowsシステムのHDDへのバックアップに掛かる時間がやたら長く感じるようになりました。理由は簡単で、このポータブルHDDのI/FがUSB2.0(480Mbps)で、ギガビットLAN(1000Mbps)よりも速度が遅いからです。
SATAとE-IDEが両方使えるというギミックも買った当時は重宝しましたが、E-IDEが死亡規格となった今では、ただ遅いだけのSATAハードディスクケースになり果てました。
というわけでHDDケースを新調しました。コレです。
評価が高いのでこれを選んだのですが、よく見てみるとタイトルに商品名も型番もナシ。
ただ、
- 【USB3.0&UASP高速転送】 USB3.0接続時は転送速度が6 Gbps(理論値)まで達することができ、UASP高速転送モードによりさらにスピードUPが期待できるhddケースです、且つUSB2.0との互換性もある
- 【高い互換性】本ドライブケースは全ての9.5mm/7mm厚の標準2.5インチSATA HDD/SSDに対応。Windows XP/Vista/7/8/10、Mac OS 9.1/10.8.4 及びそれ以降のバージョンにサポートするハードディスクケースです
- 【工具不要な簡単着脱】 取り付けるのにツール不要、脱着しやすい
- 【パッケージ内容】 ・1×UbiUki 2.5インチ USB 3.0 HDDケース ・1×USB3.0 ケーブル ・1×防震用クッション ・1×清潔用ブラシ ・1×取扱説明書(日本語)
- 【安心な1年保証サポート】
Amazonの紹介文より引用
と書いてありますので、商品名(メーカー?ブランド?)は"UbiUki“というのかもしれません。まあ名前はどうでもいいですけど。
なんともまあシンプルに無地の箱に、
中身はこんな感じ。説明書は中国語からの翻訳にやや難ありですので、想像で補う必要があります。
まずケースのロックを外します。説明書には書いていないので少し考えました。
ケースの上と下を滑らせるようにしてずらします。
旧ケースから取り出したHDDを差し込みます。上下の区別がありますが、説明書には(SATAポートに合わせるのをお気を付けください)と中途半端な注意が書いてあるだけです。ケースの中を覗き込んでコネクタの位置を確かめれば大丈夫です。
コネクタが差し込まれた感触があるまでグッと差し込みます。きちんと刺さると顎みたいなパーツにきっちり収まります。寸法精度はいいです。
ケースをスライドしてHDDを収納したら、ケースのロックをかけて終了です。大事な操作なのに何故だか説明がありません。が、ねじの類を使わないのでセッティングは簡単です。入れ替えが面倒じゃないところはマルです。
パソコンにつなぐと即認識されます。これも説明書にはありませんが、LEDインジケータはUSB3.0で接続時には青、USB2.0で接続時には白になります。アクセスがあると点滅となります。
デザインはシンプルな黒い箱、LEDの色は青、つまりNOMIのお気に入りのテーブルタップと同じでいい感じです。
単純にUSB2.0からUSB3.0になった分、読み書きは最高で2倍程度に上がりました。ケースの仕様が十分に発揮されるにはハードディスクをSSDに変えなければならないでしょう。
ところで、よくわからない付属品が二つ。
左は粘着テープ付きのスポンジ。右は硬めのブラシ。説明書には何も書かれていなかったのですが、Amazonの商品紹介を見ると、
・1×防震用クッション ・1×清潔用ブラシ
と書いてあります。
想像するに、防震用クッションは7mm厚さのHDDやSDDがケースの中でガタガタしないようにするスペーサーではないかと思われる訳ですが、清潔用ブラシの存在意義がどうしてもわかりません。
まあNOMIが使っている電気ひげそりの掃除にちょうどいいので使わせていただこうと思います。
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