子供に格安携帯を与えるときの問題とは?~スマホ
来年高校生になる娘から「やっぱりスマホほしい」というリクエスト。
親としては早いとこICTのスキルを身につけさせたいと思っていて、前々から「まだスマホいらんの~?」みたいに打診していたわけですが、「え~、LINEとか面倒くさそうだからいらねー。」と拒否られ続けていました。
が、やっぱり周りがみんなスマホを持ってしまうと疎外感があるみたいで、ようやく重い腰をあげた、ってところでしょうか。
今年高3の息子にスマホを持たせたのは高校に入るときだったから、結局同じタイミングになりましたね。息子は彼女とLINEでバリバリやってます。青春だなー。
娘も早いとこスマホを使いこなして、ジャニヲタ卒業して、彼氏の一人でも作ってもらいたいものだなー、などと思う父、NOMIさんです。
あ、ちなみにNOMIさんは家内ともどもまだガラケーです。が、仕事で社員のスマホの面倒をみているので結構詳しいほうではあります。
息子は今MVMOの格安SIMを、アマゾンで買ったSIMフリー端末で使っていますが、娘もこのパターンで行こうと思います。
仮想移動体通信事業者
仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、英語: Mobile Virtual Network Operator, MVNO、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)とは、無線通信回線設備を開設・運用せずに、自社ブランドで携帯電話やPHSなどの移動体通信サービスを行う事業者のことである。通信サービスの提供には移動体通信事業者(MNO)の卸売をうけたり、仮想移動体サービス提供者(MVNE)の機能を利用したりする。
なお、総務省による定義では、「MNOの提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者であって、当該移動通信サービスに係る無線局(基地局)を自ら開設しておらず、かつ、運用をしていない者」である[1]。
出典:ウィキペディア
ところで、未成年にMVMOを与えるときは、「大人になったときにどうするか」ということを考えておかなくてはなりません。
MVMOの契約にはクレジットカードが必要ですし、成人でなければ契約できないケースがほとんどですから、子供に携帯を与えるときは必然的に親が自分の名義で契約して子供に使わせる、ということになります。
そして子供が自分で料金を払えるようになったら、
- MVMOの契約者の名義を子供に変更する(クレジットカードは普通契約者と同一名義のものでないと決済に使えないから)。
という方法が一番簡単です。ただし残念なことに、一部の例外を除いてMVMOは契約者の名義を変えることができません。
えーっ、MVMOってそんなこともしてくれないの!。なんて言っちゃだめです。そういう面倒で金にならないサービスをしないから「格安」なんですよね。
そいうわけですから次に、
- 子供名義で新規契約をさせ、親名義のSIMを解約する。
という作戦を思いつくわけですが、これはデータSIMの場合、あるいは通話(音声)SIMで「電話番号が変わってもかまわない」場合にのみ有効な方法で、電話番号を継続して使いたい、という場合にはNGです。
「電話番号変えたくなきゃMNPすればいいじゃん。」
という声が聞こえてきそうですね。
事業者間ポータビリティ
事業者間ポータビリティは、契約している電気通信事業者を変更しても同じ電話番号を利用できるものである。固定電話については、LNP(Local Number Portability)、携帯電話については、MNP(Mobile Number Portability)と呼ばれる。
利用者の電話番号による囲い込みの防止により、サービスの向上・料金の低減を目指すために行われる。
出典:ウィキペディア
ところがMNPは、
- MNPをを行う場合、転出先の契約者と転入先の契約者は同一でなければならない。
というルールがあります。MNPを安易にやれるようにしてしまうと所有者のあいまいな電話番号が生まれてオレオレ詐欺なんかに使われやすくなる、ということからそういうルールがきめられているらしいです。
そうすると、現在親が契約しているMVMOの通話SIMを、電話番号を変えずに子供の契約に変更したい、という場合は、
- 名義変更が可能な大手キャリアか、例外的に存在する名義変更が可能なMVMOに親名義のままMNPする。
- MNP転入先の契約を子供名義に変更する。
しか方法がありません。しかしこの場合は転出先の携帯会社が限られてしまいますので、自分好み(というかこの時点でもう子供名義なので子供好みということになりますが)のMVMOに変更するには、もう一度MNPをしなければなりません。
MNPは一回につき\3,000程度かかりますから、これに名義変更などの手数料を加えると、一連の手続きで一万円近くかかることになりますでしょうか。
更に携帯会社の多くは「最低利用期間」というのが定められていて、その期間を過ぎる前に解約(MNP転出するとその時点で解約扱いになる)すると高額な手数料(平たく言えば違約金)が発生するので、その高額な手数料(数千円から一万円くらい)を払いたくなければ最低利用期間が過ぎるまでは大手キャリアなり気に入らないMVMOなりで我慢して使うしかありません。
面倒くさいなぁ。
購入記【HUAWEI P20 lite購入~スマホ】へ続きます。
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